making of wonderful beautiful tour!
![](../../picture/2008 5/R0013263.jpg)
はじまりはロカリテから。
大阪の北堀江にある鳥かごの形をした、
ビルの一室にあるカフェで、
暖かい雰囲気と洗練された感じと、
両方する、とてもいいお店です。
夕方からはじまったアミイゴ小池さんの、
ワークショップにも参加させてもらって、
みんなで絵をかきました。
そのワークショップでつかった画用紙を、
わけてもらって、我々、wb班は、
本日のプラカード"we're"を制作し、
さらにアミイゴさんにコラボしてもらい、
さらにワークショップのときにつかった、
紙パレットを左右に貼付けて、
完成したのです。
wb班はぼくと福岡のデザイナーであり、
ウクレレ奏者であり、
さまざまなミュージシャンとの交流をもつ、
イベントプロデューサーであり、
ジョシュの主人である、
おおくぼさんです。
これからはじまる全5カ所を網羅するのは、
この二人だけなのです。
おおくぼさんは、
どの会場でも写真をとっていただいたので、
この集合写真には写ってないのです。
で、この日のロカリテは、
松山からやってきた、太田友紀さん、
ううじんさん、アミイゴさんの、
イベントにぼくも混ぜてもらったのです。
ぼくの出番が終わった段階で、
一度みんなであつまって、
初日の集合写真を見事ゲットさせてもらいました。
明日からはいよいよ九州上陸です。
我々wb班は鳥かごから勢い良くとびたっていくのでした。
![](../../picture/2008 5/R0013302.jpg)
カゴから出たわれわれは、
大阪から福岡へと飛びたっていきました。
実際は新幹線だったんですけど。
福岡ラウンド初日は、
日本画家の比佐さんのアトリエである、
穂音(ほおん)です。
薬院にあるICONEから仕出しをお願いして、
みんなでご飯をたべて、ライブを楽しんでもらい、
さらに、日本画の画材でひとりひとり、
オリジナルのピンクを調合してもらって、
本日のキーワード"wonderful"を塗ってもらうという、
ワークショップも取り入れた、大盛りの夜でした。
ピンクをつくって、その色をこっちでつくっておいた、
アルファベットの形に切り抜いた画用紙にぬってもらう、
とだけ決めておいて、塗り方はまったく自由。
微妙に異なるたくさんのピンクで、
みなさん、いろんな塗り方をしてもらって、
文字通りワンダフルな"wonderful"が出来上がりました。
それで、ごはんもライブもひととおりおわって、
写真の時間になって、ならんでもらって、
おおくぼさんにシャッターを押してもらって、
確認してみたのが、この上の写真なのです。
うーん、もうちょっとはっきり、
文字がみえたほうがいいんじゃないかとおもって、
お願いして、黒い服を着た人に前にでてもらって、
その黒をバックにピンクの文字を置いてみると、
おおー!イメージどおり、はっきりとうつりました。
![](../../picture/2008 5/R0013308.jpg)
こうして、二日目までは、ばっちりつながりました。
協力してくれたみなさん、どうもありがとうございました!
![](../../picture/2008 5/R0013314.jpg)
穂音の翌日、
われわれは、福岡をはなれて、
熊本に向かいました。
九州へ来るたびにライブをお世話になっている、
orangeで今回もライブでお世話になります。
orangeはカフェと雑貨屋さんが合体したお店で、
今年の2月にはお店のとなりに橙書店(だいだいしょてん)、
という本屋さんもオープンされ、
飲む、読む、使う、三拍子そろった熊本随一のお店です。
ぼくたちもその橙書店は、今回がはじめてで、
とても楽しみにしていました。
現場へ到着すると、
映画のなかでしかみたことがないような、
理想的な本屋さんが目にとびこんできて、
ほんとにかっこよかったですよ。
われわれは、さっそく、
本日のキーワード、"beautiful"の
準備にとりかかりました。
まずは、画用紙で"beautiful"と、
一文字ずつ形を切り抜く。
これはきのうの穂音と同じ。
そして、つぎは、
橙書店の本棚を物色して、
カラフルな表紙を、
かたっぱしからコピーしていきます。
これで、準備は完了。
あとは、きてくださったお客さんに、
お願いして好きなようにカラフルな表紙を、
画用紙に貼付けてコラージュしてもらうのです。
"i"は見本として、ぼくたちでつくってみました。
![](../../picture/2008 5/R0013335.jpg)
いきなり、お客さんにこんなお願いして、
やってもらえるかなと内心心配していたのですが、
みなさん、非常に才気あふれるコラージュを、
つぎつぎに完成させてくれました。
配色を斜めにしたり、
ちぎり絵風にしてみたり、
表紙の写真をつなげて、ストーリー性をもたせたり、
どの文字もオリジナリティあふれる、
文字通りビューティフルな"beautiful"が、
こうしてできありました。
![](../../picture/2008 5/R0013332.jpg)
![](../../picture/2008 5/R0013349.jpg)
熊本から、福岡へもどり、
ツアーもあと2カ所をのこすところとなりました。
のこすキーワードは、"everyday"と"everywhere"。
きょうは、喫茶陶花で、"everyday"の日です。
陶花では、福岡へいくたびに、
ライブでお世話になっています。
いつも、夕方前について、
篠栗の自然にかこまれたこの場所で、
英気を養わせてもらって、ライブにのぞみます。
オーナーのけんごさんは、
いつも明るくぼくらを迎えてくれます。
そして、来るたびに感動するのが、
常にテーブルのはしっこやちょっとしたところに、
店の周りに咲いている花がいけられていることです。
これが、ほんとに美しい。
しかも、ちょこっとしたものなので、
自分でも家にかえったら、花をいけてみようかな?
思ってしまうほど、やさしくて、
そのもてなしの心を尊敬しています。
それで、ぼくにとって、
陶花といえば、ぱっとおもいつくのが、
この小さな花たちのことなのです。
お店ではたらく人たちのきもちを、
この花たちが毎日うまくお客さんをつつみこむ。
"everyday"にはぴったりのモチーフになりました。
まずは、ぼくが画用紙に、
"everyday"を植物にたとえて、
クレヨンで書いて、
そこにきてくれたお客さんに、
あらかじめ摘んでおいた花たちを、
一輪ずつ貼付けてもらって、
ほんとにすばらしい"everyday"が完成しました。
みんなでつくりあげるものって、
ほんとに予想がつかないくらい、
すばらしいものができあがりますね。
![](../../picture/2008 5/KICX2140.jpg)
![](../../picture/2008 5/KICX2141.jpg)
![](../../picture/2008 5/KICX2142.jpg)
そして、この日のライブでは、もうひとつ。
公開レコーディングを行いました。
陶花の2周年のときに、
プレゼントとしてつくった
「陶花の歌」という歌があるのですが、
けんごさんが録音してほしいといってくださったので、
お客さんにコーラス参加してもらって、
一発録音しました。
これも素晴らしい録音ができて、
いい夜になりました。
みなさんどうもありがとうございました!
![](../../picture/2008 5/KICX2147.jpg)
最終日は、このツアーで唯一の昼間のライブで、
唯一の外でのライブ。
しかもはじめての唐津でのライブ。
とスペシャル感満載のライブでした。
唐津のとなりの虹の松原駅おりてすぐにある、
松原おこしで有名な虹屋商店さんの前の藤棚のしたを、
お借りしてのライブです。
天気も抜群によくて、藤の花も見事満開で、
たくさんの人と悪さをしない蜂をあつめてくれました。
朝一番で電車にのって、
海沿いをはしって、気持ちいい景色をながめていると、
虹の松原に到着です。
会場のセッティングを手際よくすませて、
ちょっと松原を散歩すると、
イメージしていたとおり、
すばらしい松原で、すばらしい松ぼっくりや、
木の枝がたくさん落ちていました。
きょうのキーワード"everywhere!"は、
松ぼっくりや木の枝でつくったらどうか!と、
おおくぼさんと相談していたので、
これはうまくいきそうだと思ったのでした。
それに、ライブの前半は藤棚の下で演奏して、
それから演奏しながら、松原の方に、
みんなであるいて、後半は松原の中で演奏する、という
まさに"everywhere"なライブ構成がいいじゃないかと、
おもいついたので、ライブの中盤にみんなで、
ぞろぞろ歩き出しました。
![](../../picture/2008 5/R0013388.jpg)
この日のライブは、
唐津の呉服屋池田屋の若旦那さんの企画だったのです、
着物を着てこられた方もいらっしゃって、素敵でした。
ヌフベーカリーさんも出張カフェを出していただきました。
![](../../picture/2008 5/R0013397.jpg)
![](../../picture/2008 5/R0013390.jpg)
ライブ後半戦もぶじ、終了して、
いよいよ、最後のキーワードづくりの時間です。
用意しておいた無地の"everywhere!"が、
あっという間に!。
![](../../picture/2008 5/KICX2157.jpg)
![](../../picture/2008 5/KICX2158.jpg)
こんなに素敵なことに!。
こうして最終日に、ぴったりの "everywhere"の集合写真が、
とれました。
参加してくれたみなさん、
最後まで呼んでくれたみなさん、
どうもありがとうございました!
ライブツアーをしていると、
よくいわれるのが、
「いろんなところにいけて、
いいですね!」
ということです。
そうなんです、ほんとにいろんなところに、
いけるというのは幸せなことだと思います。
いろんなところにいくことで、
自分がいま住んでいるところの、
よさやありがたさや可能性がとてもよくわかるようにもなるので、
ツアーからかえってきても、
新鮮な日々が過ごせる気がしています。
それで、ライブにきてくれたお客さんは、
ツアーっていっても、毎日いっしょに移動する訳じゃないから、
こういう感覚を共有するにはどうしたらいいかなあ?
という考えから生まれたのが今回のアイデアでした。
写真のなかだけど、いったこともない町の、
あったことのない人たちと手をつないで、
ひとつのメッセージでつながることで、
楽しんでもらえたなら、ぼくらはうれしいです!
![](../../picture/2008 5/R0013403.jpg)
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